ローカル早FUN!! ~脆皮肉巻

パラダイムシフトを起こす
我が社の社長の口癖に
「行き詰まったらパラダイムシフトを起こす」
というものがあります。
いわゆるパラダイムシフトとは、
常識や思想を覆すような転換、
という意味です。
いつも会社で
耳が痛くなるほど聞かされるこの言葉ですが、
今朝屋台で食べた「脆皮肉巻」が、
まさにそれでした。
通勤途中、
屋台から漂う香ばしい匂いに誘われて
近づくとそこには、
「脆皮肉巻」なる春巻のような食べ物が。
匂いに耐えきれず早速買って食べてみると、
薄い鶏肉で、
中のマッシュポテトやニンジン、
鶏ミンチなどの具材を揚げたもののようでした。
「脆」という言葉どおり、パリパリの脆い皮と、
ふんわりした具材の食感が何とも言えません。

考えてみれば、
日本では巻き寿司、
西洋でもロールキャベツといったように、
巻かれるのは魚や肉など主役級が多いです。
一方で、
肉巻きゴボウやアスパラガズの生ハム巻きなど、
肉で具材を巻くパターンも
それはそれで受け入れられています。
この「脆皮肉巻」も、
主と従を入れ替えた形が好まれているのでしょう。
朝食ながら斬新な
「脆皮肉巻」に一本取られた気持ちです。
これも中国の誰かが起こした
パラダイムシフトでしょうか(笑)。
私も行き詰まったら発想転換を図り、
新しいものを創り出そう、
と朝から思った次第です。

~上海ジャピオン2012年7月6日号

 

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