中華接待の備忘録~遵義羊肉粉

羊肉入り現地の定番食

「羊肉麺」といえば甘粛省蘭州市だが、「羊肉粉」は貴州省遵義市が有名。この〝粉〟はライスヌードルのことを指しており、これに同省遵義市名産の羊肉を投入した料理が「遵義羊肉粉」だ。

遵義市は自然豊かな高原地帯で、中でも思南県で育ったヒツジ「矮脚山羊」は、肉質が柔らかで臭みが少ないのが特徴。肉厚に切られた身は、箸を入れるとホロホロッと崩れていく。スープはヒツジの骨を炊き出して作り、塩か花椒など最小限の調味料で味を調える。あっさりとした味わいで、羊肉が苦手な人でも抵抗なく食べられる。

現地の人は朝食などに〝小吃(軽食)〟として羊肉粉を食べており、この料理は「第2届中国名小吃」に選出されている。貴州省の西に位置する雲南省で稲作が盛んなこともあり、一帯では米粉の料理が多い。

接待の〆は同地名産の羊肉麺で決めて、中国の食肉文化を紹介しよう。

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店名  黔香閣(チィエンシィアングェ) 大上海時代広場店

住所  淮海中路99号大上海時代広場6階

TEL  6391-1779

営業時間  11時~14時半、17時~21時半

席数  約100席

予算  約100元~

エリア  大世界

~上海ジャピオン2019年7月26日発行号

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