うちのシェフ自慢:エージェン

マリオス・パパドプリオス


26歳。アテネ出身。18歳のとき、父親の進めで軍隊に入隊。そこで厨房担当へ配属される。「軍隊では、料理がまずいと他の隊員から責められる」(本人談)。厳しい環境の中だったが、それが逆に料理の面白さ知るきっかけに。20歳で除隊、アテネの料理学校で約2年間、本格的に料理の勉強する。その後、アテネやロンドンのレストランで経験を積み、上海へ。中国でギリシャ料理をもっと広めたいと語る。

 家庭的なギリシャ料理をテーマにしたレストラン。店内は、建物から椅子やテーブル、皿にいたるまで、ギリシャのイメージカラーである白と青の2色で統一。エーゲ海(エージェン)の爽やかな雰囲気を演出している。
 メニューにあるのは、スパイスをふんだんに使う、素材の旨味を生かした調理法を用いるなど、伝統的なギリシャ料理の数々。ギリシャ原産の塩味の強いチーズ〝フェタチーズ〟やグリーンオリーブ、新鮮な魚介類と野菜をふんだんに使ったヘルシーなものが多い。さらに、キッズメニューもあるので、週末には家族で〝スローフード〟を楽しむこともできる。
 予算はランチ38元~、ディナー100~120元程。ドリンクはトルココーヒーに似たギリシャコーヒー(20元)や、ギリシャの代表的なリキュール・ウゾ(グラス55元・ボトル500元)などがオススメ。ギリシャの地元ブドウ品種であるマブロダフネのワイン「ブラックダイアモンド」(グラス35元)は、デザートによく合う。

■ムサカ(Moussakas)
58元(ランチ52元)

茄子、じゃがいも、挽き肉、特製チーズソースの重ね焼き。
代表的なギリシャ料理。

■トマト・ピーマンのご飯詰め(Yemista Orfana)
58元(ランチ52元)

混ぜご飯には、干し葡萄、松の実などが入っている。
オーブンで焼いたジャガイモが付く。

■サーモンのグリーンオリーブオイル焼き(Salsa Verde Salmon)
108元

新鮮なサーモンにグリーンオリーブをのせ、オーブンで焼く。
素材の旨味を生かした一品。

■バクラバス(Baklavas)
45元

ナッツを蜂蜜とメープルシロップで漬けて、パイで包んだデザート。
ヨーグルトとご一緒に。

aegean(エージェン)
●住所:長楽路333号(×陝西南路)
●TEL:5403-1850(日本語不可)
●営業時間: 11時~14時(ランチ)
14時~19時(アフタヌーンスペシャル)
19時~深夜(ディナー)

~上海ジャピオン11月24日発行号より

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