劇的!カルチャー体験 Vol.79~高橋上海フラワースタジオ

家の中を華やかに? 趣味から免状まで
「家の中を華やかにしたいと思って
ワイヤーフラワーの体験レッスンに来た時、
高橋先生にお会いしたんです」
今回の体験者・杉田さんは、
その時先生の作品に魅せられ、
自分でもやってみたいと思ったという。
「昕韵花」は、
日本草月流師範である高橋先生が開いた生け花教室。
趣味レベルから、花店で働くための基礎、
また免状を取得するまでの高度なものと、
クラスを分けて教えている。

枝物と花のバランス? 花を触り知ること
まずは、生け花と草月流の歴史、基礎理論についての講義から。
空間を意識すること、
西洋のアレンジメントとの違いなどを教わったら、
早速実技に入る。
今日のレッスンでは、
剣山ではなく花瓶を使う「投入」の手法
というテーマが杉田さんに与えられた。
今日使う花材は「赤バラ」と「サンゴミズキ」。
枝物を高く伸ばし、
花で根元を引き締める基本形なのだとか。
まずは花瓶に、
花材を挿す時の支柱となる枝を十字にして入れる。
その後、中心から15度と45度の位置に枝物を挿し、
バランスを見て花を75度に挿す。
バランスが難しく、
3本目を挿したところで全て倒れてしまう。
何度トライしてもやはりうまくいかず、
杉田さんは頭を抱えてしまった。
そこで先生が、「最初の十文字留を直してみましょうか」
とアドバイス。
やり直してみると、今度は上手くバランスを取ることができた。
「先生の模範演技を見ると、すごく簡単そうですけど、
実際やってみると難しいんです。
でも花を触っているうちに、感覚が掴めてきました」
と杉田さんは満足そうに作品を眺めた。

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~上海ジャピオン11月18日号

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