老師のイントロ読書~68冊目「従文自伝」

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7年間の中国語教育経験あり。初~上級レベルまで幅広く対応し、HSK対策、ビジネス会話を担当する。生徒の話をしっかり聞いてくれると評判です♪

 

 

 

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老師のオススメ!

この本は、作家・沈従文が、自身の若い頃を振り返ったエッセイよ。

文筆家・考古学者として有名な彼の本を書店で見つけて、手に取ってみたの。パラパラとめくっていくだけで、すぐにその表現力に引き込まれたわ。

20世紀初頭、幼くして時代の荒波に身を投じた少年。その生き様が、読む人に勇気を与えてくれるの。生命や自身の存在に対する考察、そしてどのように未来を切り開いていくかという、ある種の指針になると思うわ。

沈従文の物事に対する探究心からは学べるところが多いので、人生に真剣に向き合う人にはぜひ読んでみてほしい作品ね。

あらすじ

私が生まれてから20年の日々、つまり出会ってきた人々、耳にした音、嗅いできた匂い、受けてきた教育などを記そうと思う…。

これは〝京派小説〟の作家の1人と目される沈従文が、実体験に基づいて綴った自叙伝。北京に移る前、中国南西地域の少数民族の中で暮らしていた頃の記憶です。

14歳という若さで故郷を離れた少年が、見知らぬ土地で見知らぬ人々に囲まれ、故郷や家族を想う気持ち、少年らしい好奇心や欠点、動乱の時代において間近で目にした生と死のあり方などがありありと描写されています。

中国近現代を代表する文人の少年・青年時代に注目!

 

~上海ジャピオン2015’年3月13日号

 

 

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