万能かぼちゃで火傷も治る?

中華4千年の歴史が伝える、民間療法をご紹介。

熱さと痛みを和らげる かぼちゃで癒す火傷

保存性が高く栄養豊富であることから、冬至の日に食べると1年間風邪を引かないと言い伝えられているかぼちゃ。その多様な効能から民間でよく使われ、中国ではさらに火傷にも効くとされてきた。
 皮膚に熱を持ち、痛みを伴う火傷の症状。放置すると、細菌に感染する可能性もある。
火傷といえばアロエだが、実はかぼちゃも負けてはいない。
 まず、熱による炎症と痛みを抑えるのが、かぼちゃの持つ「消炎止痛」作用。さらに、寄生虫を取り除く効果もあるとされるほど、殺菌効果も期待できるのだ。中医学ではさらに「脾」を健全にし「胃」を整えるため、整腸に最適ともされている。
 いざというときのためにも、この冬の常備野菜にかぼちゃを加えるのもいいかもしれない。

やり方


① かぼちゃの食用部分をすりつぶす。
② ①を患部に塗布して、その上に清潔なガーゼをあてる。
③ 癒えるまで繰り返し塗布する。

体験者の一言


ひんやりして、スーっとします。確かに炎症を抑えてくれそうですね。でも、実際火傷したときに塗る勇気はちょっとないかも…。(K・O女性)

監修:岩崎学先生

北京中医薬大学・医学博士過程

中国足健会・碧塔海代表
反射療法と中医学でかなえるリラックスと健康
仙霞路320号?達大厦3F
TEL: 6295-1189

【注意書き】
※本記事は、編集部が独自に調べた民間療法について、中医学の医師に理論付けをお願いしたものです。効果を保証するものではありません。

~上海ジャピオン12月28日/1月4日発行号より

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