「関節の痛み」

その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.50】
 ある特定の動作をすると、関節が「ビクン!」と強烈に痛い。
さらに、なんだか腫れてきたような感じ…。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

腱鞘炎(けん しょう えん)



 日に日に春めいてきて、テニス三昧の毎日!
けど、ボールを打ったら、手首に電気が走るような痛みが…。
それ、「腱鞘炎」かもしれません!
 腱鞘炎は関節を使いすぎた時に起こる痛みで、手首や足首、肘、膝、肩など、腱がある部位に起こります。
腱は、骨と筋肉を結ぶ軟組織。
例えば、かかととふくらはぎを結ぶのがアキレス腱です。
腱を繰り返し使うことで異常(摩擦によるささくれなど)をきたすと、脳は治そうとしてその部位を固まらせ、使えないようにします。
それを無理に使おうとした時、痛みが発生するのです。
痛みを感じたら、その動作はすぐストップ!
せっかくの自然治癒力を妨げてしまうことになります。
 治療は、その部位を冷やす、そして休ませることです。
消炎剤(クリームや錠剤)を使っても良いでしょう。
数日経っても改善しなかったら、理学療法の病院に行ってみることをお薦めします。
 予防には、運動前のウォーミングアップと運動後のストレッチを欠かさないこと。
そして、1日運動したら1日休むなど、筋肉を休ませてあげることも大切です。
 春からスポーツや習い事を始められる方、身体が悲鳴をあげたら、無理せず、しっかり耳を傾けましょう。

 


■今週の監修
サイノユナイテッドヘルス
サラ ブラウン 先生

※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。

~上海ジャピオン3月13日発行号より

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