「下肢の痛み」

その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.52】
 最近、ももの裏側が痛くて・・・。たまに痺れを感じることや、力が入らないことも。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

坐骨神経痛(ざ こつ しん けい つう)



 お尻の下から脚の裏側が痛い。時々針で刺すような痛みを感じることも・・・。
それ、「坐骨神経痛」かもしれません!
 「坐骨神経痛」は病気ではなく、椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどの症状のひとつ。
間違った動作によって起こる炎症です。
坐骨神経は、お尻から脚に伸びています。
椎間板は、骨と骨の間の軟骨です。
坐骨神経に、はみ出した椎間板が触ると「坐骨神経痛」が生じます。
また、老化で骨のカルシウム化が進み、新たな骨が作られ、坐骨神経に触ることでも生じます。
 症状は、脚の痺れや痛み、腰痛、脚力の低下など。
ひどくなると針を刺すような痛みを伴うこともあります。
 治療には、筋肉強化のため、痛みの範囲内で運動すること。
寝込んでいてはだめ!
鎮痛剤や温冷シップを使うのもいいでしょう。
数日経っても痛みが取れない場合は病院へ。
予防は、適度な運動と、常に正しい姿勢を心がけること。
重いものを持ち上げるときにはしゃがむ、後ろを向くときには腰をひねらず向きを変えるなど、ちょっとした動作にも工夫を。
また、水分補給で椎間板の乾燥を防ぎましょう。
 ステイ アクティブ!
活動的な毎日を送りましょう。
早速今日から、身体を動かしてみてはいかがですか?

 

■今週の監修
サイノウナイテッドヘルス
サラ ブラウン 先生

※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。

~上海ジャピオン3月27日発行号より

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