ドクター丸かじり:生まれ変わっても医者でありたい

Q1先生のご趣味は何でしょうか?
A:毎晩30分くらい散歩やジョギングをしています。これはダイエットのためでもあるんですが。50歳になったら、やっぱり少しキツくなってきましたね(笑)。
あとは、海外旅行ですね。東南アジアが中心です。観光旅行とは違いますが、日本には毎年行きます。以前、8年間日本へ留学していましたので。

Q2日本へは医学の勉強のため留学されたのですか?
A:はい。和歌山県の県立医大に通っていました。最初の2年半は言葉の勉強、そこから医学の勉強に取り組み、大学院を卒業しました。
 生活自体はすぐに慣れましたね。習慣や考え方の違いを感じる瞬間もありましたが、そういう時は「おかしい」と立ち止まるのではなく、「そういうものだ」と素直に受け入れるようにしていました。

Q3さて、先生の専門分野は?
A:内科と小児科、それと日本で勉強した耳鼻科の3つです。ですから、例えば、子供さんが風邪をひいた場合、小児科の立場から診察を行い、熱が下がるように薬を処方してあげたり、耳鼻科の立場から鼻水の吸引処置したり、その風邪が中耳炎に発展しないかの診察をしたりということができるわけです。加えて、留学経験で学んだ日本の医療と上海で学んだ中国の医療、この2つの観点も含め、様々な観点からベストな治療法を選択して、症状を和らげてあげることが私の仕事です。
 現在、上海のガーデンプラザ内で仕事をしているわけですが、日本人の患者さんと向き合いながら中国製の薬で治療するという環境は、自分の力を一番発揮できる環境だと感じています。

Q4では、先生が目指す理想の医療とは?
A:現在の医療は細分化が進み、医師は自分の分野しか治療しないという状態です。でも、理想を言うと、医師はすべての分野の治療方法を理解し、ひとつの病気に対して、あらゆる角度から治療ができることですね。

Q5では最後に、もし生まれかわれるとしたら、何になりたいですか?
A:生まれ変わっても、医者を選ぶと思います。人の命を救うことは、いつの時代でも大事な仕事ですからね。

<健康の秘訣>
精神面は健康にも大きく影響してきます。何か困難に対した時は、一人で悩んだり、ストレスを溜め込んだりせず、前向きに考える。「上を向いて歩こう」という精神が大事です。

羅維之
サクラガーデンクリニック院長
50歳 上海市出身
取材協力/サクラガーデンクリニック TEL:3216-0258

~上海ジャピオン2006年4月14日発行号より

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