自慢のお隣さん 第99ノック 大口さん宅

まるで生花のような粘土の作品!

戎島さんの紹介で伺ったのは、大口さん宅。自宅でトールペイントと粘土細工の教室を開いている

県社交場のような教室 カリスマ主婦と


 大理石の暖炉と花台を中心に、部屋いっぱいに飾られたヨーロピアンテイストのトールペイントと粘土細工の作品の数々。大口慶子さんは、3年半ほど前から、広い自宅を生かして、トールペイントと粘土細工の教室を主宰している。
実は慶子さん自身、日本での講師経験もあり、講師歴は合計10年を超えるベテラン先生。教室は講師資格も取得できる本格的なものだ。
もともとこの教室は、友人の要望で開いたもので、はじめ生徒は5、6人程度だった。だが、大口さんの明るく気さくな人柄も手伝って、生徒は増える一方。今では60人前後の大所帯になっている。
 「教えるのももちろん楽しいけど、それ以上に、お友達が増えたこと、様々な年齢層が交われる場を提供できることが嬉しい」と、話す慶子さん。社交的でサービス精神旺盛な一面がうかがえる。
また、自分の作品をプレゼントすることも多い。相手が実際に着るウェディングドレスをモチーフにした作品を指導したこともあるとか。慶子さんにとって、作品は「心を伝える手段」でもあると言う。

△慶子さん

上海から日本各地へ

上海から世界各国へ


上海という土地柄、生徒の流動も激しい。でもその分、醍醐味も多いと慶子さんは話す。
例えば、慶子さんの伝えた技術や粘土の魅力を生徒たちが帰国先や出身地へ、または次の転勤先の国へ、と広めてくれるのもそのひとつだ。
「将来的には、障害のある子どもたちや老人ホームで、指先の運動として粘土を教えてみたい、私の趣味が社会の役に立てば」と、慶子さんは目を輝かせながら夢を語った。


物件情報
◇地区:長寧区
◇間取り:3LDK+RT 264㎡
◇家賃:非公開
◇築年数:5年
◇サービス:家具家電込み、管理費込み、ADSL込み、オートロック、日本人学校バス、BS1、BS2、NHKワールド、スポーツジム、プール
◇交通:地下鉄より徒歩2~3分

⇒NEXT WEEK
大口さんの自慢のお隣りさんは
ヨガとダンスのインストラクターRISAKOさん。
勉強熱心なRISAKOさんは、ついに人体模型までも購入! 健康でいるために一生続けたいという彼女のヨガとは!?

~上海ジャピオン12月14日発行号より

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