自慢のお隣さん 第109ノック 安井さん宅

これらを使って日本語教えます!

大井さんの紹介で伺ったのは新米日本語教師の安井さん。たまたま見た広告が、彼女の上海ライフを大きく変えた。


夢中になれるもの 日本語教師への道


ことしから日本語教師として歩き出した安井加津美さん。現在、週1回のペースで日系企業の従業員の授業を担当している。
「上海はきっとすごく楽しいところに違いない! と思い込んで、フルタイムで勤務していた会社まで辞めて、主人についてきたんですけどね…」と振り返る加津美さん。現実には、中国語に始まり、中国茶や中国結びなど、ひと通りやってみたけど夢中になれるものが見つからない日々。そんな時、目に飛び込んできたのが日本語教師養成講座の広告だった。
初めは日本語で日本語を教えることが本当に可能なのか? と半信半疑だったが、昨夏の短期集中講座で1カ月間毎日朝から晩まで勉強し、実習を経て、教えるためのノウハウを習得した。
学生時代には、まだ珍しかった「話す」ことが中心の外国語の授業。「授業では、先生が4割話し、6割は生徒に話させるのが理想。でもこれがなかなか難しいんですよ」と悩みを語る。経験のないことに苦労しながらも、加津美さんは日本語教師の道を一歩ずつ進んでいく。


教材は身の回りに 新米教師の夢


日本語の教材は、教科書だけはなく、手作りのもの、街を歩いて見つけた子ども向けの学習教材など様々だ。ただし、絵が苦手なので、描いた絵では生徒に伝わらないことも…。まだまだ授業の度に反省の連続で、「楽しい!」とひと言で語るレベルにはなっていない。それでも日本語教師をすることで、日本人以外と出会う機会も増え、刺激的な毎日に変わった。
時間はかかったけど、上海で夢中になれるものを見つけた加津美さん。今では「頑張って続け、いつか生徒の日本語の上達を見て喜んでみたいなぁ」と、初々しい笑顔がこぼれる。

実際の授業風景

高層階からの眺めが良いリビング

加津美さん

物件情報
◇地区:長寧区◇間取り:2LDK 95㎡◇家賃:非公開◇築年数:不明◇サービス:家具家電込み、管理費込み、オートロック、日本人学校バス、BS1、BS2、NHKワールド、スポーツジム、テニスコート、プール◇交通:バス停より徒歩3分

⇒NEXT WEEK
安井さんの自慢のお隣りさんは
七宝で見つけた宝物が自慢の池本さん宅
ずっと欲しかった物を七宝で発見! 毎日欠かさず使っています。

~上海ジャピオン4月11日発行号より

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