自慢のお隣さん:使い勝手のいいキッチン

 今回は、木村昭裕さんからの紹介で、収納場所が多く使い勝手のいいキッチンが自慢という小筆裕二さん宅を訪問する。
 02年7月安徽省に赴任になった小筆さんは、8ヵ月後に家族を呼び、上海に部屋を借りた。しかしその後も小筆さんの勤務先は安徽省のまま。以来ずっと、3週間に1回のペースで上海の家族のもとへ帰るという生活を続けている。
 小筆さん宅の自慢は、玄関を入ってすぐにある広いキッチン。ガラス張りで明るく、収納場所の多いところが奥さん美香さんのお気に入り。本来料理は苦手だけれども、そのキッチンで作る煮物は家族にとても好評だそう。「オムライスもおいしいよ!」と言う長男大輝君を見て美香さんは満面の笑み。
 小学4年生の大輝君は剣玉が得意。日本にいるおじいちゃんからプレゼントされた剣玉で、暇があれば腕を磨いている。その横で小学6年生の有紗ちゃんはおばあちゃん手作りのお手玉に夢中だ。有紗ちゃんは休みも要らないほど学校が大好きで、将来の夢は学校の先生。「上海日本人学校の先生になれたらなあ」。一方、大輝君の夢は野球選手。「でも年を取ったらサンタクロースになるんだ」と言う大輝君に、小筆さん夫婦はやさしく微笑みかけた。

<物件情報>
地区:長寧区 間取り:3LDK/160㎡ 家賃:2200ドル/月 築年数:7年 サービス:家具家電製品込み、管理費込み、ADSL込み、スポーツジム、レストラン、オートロック、BS1、2 交通:バス停まで徒歩10分

~上海ジャピオン2006年2月10日発行号より

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