考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~ジャピオンオフィス

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10周祝いマートン
私は考える男マートン。
今日は、ジャピオン10周年を祝うため、同社へ来ている。
ほお、先月引っ越したばかりとな?
ついでに新しいオフィスを見学していこう。
おお、広いな。
以前の場所と比べ、ほぼ倍のスペースだ。
各会議室には、「上海」や「東京」など、
世界各地の都市名がつけられている。
居心地よさそうなカフェスペースもあるぞ。
〆は…小部屋(トイレ)チェックだ!

焼肉哲学と執念
なんと! 扉を開けると、また扉だ。
通常、2重扉は、防音・防臭のために設置される。
そもそも、排泄物の悪臭は、肉中心の食生活が、
大きく影響するのだ。
…待てよ。
確か、ジャピオンには以前、〝焼肉部〟という、
肉を食べまくることを目的にした、サークルが存在したと聞く。
食べる量を厳格にチェックする入部試験があり、
最盛期には、毎週焼肉を食べたとか。
今では当時の部員は、現編集長のみとなり、
1人で自主練を重ねているという噂だが…。
なるほど、そういうことか。
この2重扉は、排泄時の臭い対策は万全とアピールし、
ひいては焼肉部の復活を目論む、編集長の野望の表れなのだ!
なんという肉への執念…
私も、真理を得るため、執念を燃やし続けねば。
ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

~上海ジャピオン2013年5月10日号

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