最終回 川崎さん

大都会・上海で自然とつながる

藤原さんの紹介で伺ったのは、ヨガをはじめて5年になる川崎弓乃さん。
ヨガと向き合う中で、自然の力に気がついた。

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ナタラジャーサナ(ダンス)のポーズをとる

身体も心も変わった ヨガが自分の軸に

深く呼吸しながら、身体のさまざまな箇所を伸ばす。
しばらくすると、身体が芯から温かくなり、意識が研ぎ澄まされてゆく。
初めて参加したヨガのクラスで、川崎弓乃さんは、それまでに感じたことのない解放感を味わったと話す。
「クラスが終わったとき、これだ、と思いました。汗とともに、モヤモヤが流れ落ちて、心が軽くなったようで」
当時は、社会人になって3年目。
仕事や将来のことなど、迷いが生じていた時期で、自分の軸となるものを探していた弓乃さんに、ヨガはぴったりと当てはまった。
それからは会社勤めの傍ら、ヨガインストラクターの養成講座に通い、資格を取得。
ヨガを続けるうちに、身体が柔軟になっただけでなく、食事の嗜好が変わり、気持ちの切り替えが上手になるなど、内面の変化も自覚するようになった。
そして退職し、ヨガインストラクターとして活動を開始。
1年前に、夫の転勤で上海へ来た。

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ヨガクラスで使うシンギングボールやチベタンベル

生活の一部として ヨガがある

弓乃さんの1日は、起床後に行う1時間のヨガからはじまる。
夜は入浴中にインド音楽をかけ、マントラを唱えることも。
今年の3月には、ヨガの聖地、北インドのリシケシでヨガの合宿にも参加した。
「ヨガをしていると、自分が浄化されていく気がします。自然のエネルギーをもらい、そして放出しているのでしょうね」
さらに数カ月前から、再び上海の友人や知人にヨガを教えている。
アロマを焚き、澄んだ音が響く「シンギングボール」を傍らに置いて行う、弓乃さんのヨガ。
上海という大都会だからこそ、ヨガをすることで、自然とつながっていたいと弓乃さんは話す。

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川崎弓乃さん

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~上海ジャピオン6月26日号より

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