歴史的教会が火事で損傷 付近住民から痛惜の声も

1月24日(水)午前2時半ごろ、南蘇州河路と圓明園路の交差点付近にあるゴシック様式の木造教会「新天安堂」で火災が発生し、建物の一部が焼失した。火災によるケガ人はいなかった。
 目撃者によると、火は一瞬にして教会全体を覆うほど広く燃え広がった。その後、駆けつけた消防隊員によって火は消し止められたが、再燃を防ぐため、教会の広範囲に渡って放水が行われた。
 出火原因については、今のところ分かっていない。同教会では、夜になると保安員が巡回するなど、不審な侵入者を防ぐ対策も行っていた。
 同教会は、1886年にゴシック様式で建築されたもの。歴史的建築物保護区にも含まれており、付近住民からは、教会の損傷を惜しむ声が上がっている。
(1月25日)

~上海ジャピオン2月2日発行号より

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