11月3週間強で降雨は3日間 史上2番目に少ない降水量

 上海市では、11月1日(月)~24日(水)までの降水量が0・8㍉となり、
同期間において、137年の観測史上2番目に少ない降水量を記録した。
 24日(水)までに市内で雨が降ったのは、15日(月)、16日(火)、22日(月)の3日間。
過去には1998年に降水量0・0㍉を記録したが、今回はそれに次ぐ記録となった。
また、過去5年間の平均降水量は、14・8㍉だった。
 これにともない大気も非常に乾燥し、火災に注意すべき度合いを示す「火災気象指標」は、
5段階中2番目に高い状況となっている。
そのほか、病院の皮膚科には皮膚の乾燥を訴える患者が多数訪れるなど、市民生活にも影響が出ている。
 また、期間中は大気の汚染もたびたび観測されたため、
雨量の少なさと大気の汚染が関係しているのではという見方もある。
これについて専門家は、雨量と大気汚染に直接的な関係はなく、
汚染物質の多くは外部から運ばれてきたものとしている。
(11月26日)

~上海ジャピオン12月3日号より

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