春節期間中の切符販売開始 混雑対策の時間差販売効果薄

 1月19日(水)~2月27日(日)の40日間にわたる春節期間中の鉄道切符の販売が、
1月9日(日)、上海駅など上海市内850カ所の売り場で始まり、初日は約9万枚が売り出された。
 今年は高速鉄道列車の運行本数が大幅に増えたため、各売り場では混雑緩和対策として、
高速鉄道列車は朝8時、そのほかの列車は15時と、販売開始時間をずらす、時間差での販売を実施。
切符購入までの、待ち時間短縮を見込んだ。
 しかし、販売初日は高速鉄道列車の切符を買い求める人は少なく、
多くの人々が15時に発売される切符を購入するため、10時間以上前から列に並び、
上海駅では、朝7時には数百人が詰めかけた。
そこで関連部門は、人々に整理番号を渡した上、後で本人確認ができるよう写真撮影を行い、
午後また戻ってくるよう促した。
 中国鉄道省では、期間中の鉄道輸送人数を、
昨年同期比12・5%増となる約2億3000万人と予測している。
(1月10日)

~上海ジャピオン1月14日号

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