夏の電力不足へ注意喚起 市が消費ピーク期間に突入

上海電力は6月22日(金)、市が「夏の電力消費ピーク期間」に入ったと発表し、今後必要に応じて、電力不足対策が必要になると述べた。同期間は9月23日(火)までの3カ月で、地区や時間帯によっては停電が起こる可能性があるとの注意も呼びかけた。
 市電力部門の予測によると、今夏の市の消費電力量は最高2150万キロワットに達する見込みで、これは市の供給可能限界量とほぼ同じ。このうち市が発電できる量は約6割で、残りは他都市からの電力輸送でまかなうことになる。
 こうした状況を受け、市政府では地区や企業ごとに、その規模に応じた段階的な電力使用制限を設ける構え。また、気温が35度以上に達した場合、オフィスの空調を26度以下にしてはならない、などの細かい条令も制定していく予定。
 なお、市気象部門はこのピーク期間中、気温が35度を超える日数は、例年の9日程度を大きく上回り、20~26日に達すると予測している。
(6月22日)

~上海ジャピオン6月29日発行号より

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