上海で最後の寄席が立退き 順昌路で91年間の歴史に幕

上海市の順昌路315号に位置する、
市に唯一残る国営寄席劇場「雅廬書場」が、その91年の歴史に幕を閉じ、
立ち退きとなることがこの度明らかになった。営業は7月末まで続く見込みだが、
正門はすでに雑貨店や服飾店などに改装されている。寄席劇場は、
1980年代に最盛期を迎え、90年代から次第に衰退し、規模が縮小していった。
今回の立ち退き発表に際して、
何十年間にもわたって毎日足を運んでいた近所の住民などからは、
立ち退きを惜しむ声が相次いでいる。関係者によると、
正式な立ち退き時期や移転の可能性などについては、明らかにされていないとする。
(7月7日)

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