大衆タクシーが「禁煙」 喫煙臭への処分を徹底へ

大手タクシー会社の大衆タクシーが10月9日(火)より、サービス向上を目的に、車内に喫煙臭がある車輌に対して運休などの罰則を与える新たな就業規則の適用を始めた。運休処分を受けた車輌は、消臭処理を受け再検査に合格するまで、営業を再開することができなくなる。
 同規定では、同社による車輌検査に不合格だった場合に加え、乗客から喫煙臭の苦情が寄せられた場合にも罰則を適用する。罰則には、運休処分のほかに、運転手へ教育指導、年度評価の減点などがある。
 こうした就業規則の徹底に伴い、今後同社のタクシーは車輌のフロントガラスに「无烟?(禁煙車)」と表示して、サービスの徹底を示すと同時に、乗客に対しても車内禁煙を促す構え。
 業界関係者によれば、タクシー内の喫煙臭はサービスの悪さを印象付けるとして問題視されていた。同社の禁煙車制度が徹底されれば、今後タクシー業界全体のサービス向上も期待できそうだ。(10月10日)

~上海ジャピオン10月19日発行号より

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