静安別墅の無許可営業店取締 騒音など住民からの苦情多数

上海市静安区工商局は11月24日(木)、同区南京西路にある老建築群
「静安別墅」地区で、無許可営業を行う店舗の一斉摘発・取締を実施
した。
同局の責任者によると、昨年下半期より同地区の住民から、飲食店の
失火による火災の危険性や観光客の増加による騒音などの苦情が数多く
寄せられ、無許可店舗の取り締まりを強化していると説明。
これにより、無許可で営業する店舗は、当初の100店から85店まで
減ったという。
同地区は1932年に建築され、静かな文化と歴史的な風貌を残す地区
として、「上海優秀歴史保護建築群」に認定。
建築時には純粋な居住地区であったが、景観スポットとして名が売れる
につれ、無許可で営業する店舗が続出した。
現在、営業許可を取得している店舗は4、5店のみで、いずれも理髪店や
裁縫店など、住民の生活便利店とされる。
なお関係各局は、今回は強制執行に及ばないが、家屋を許可された以外の
用途で無断使用した場合、1~5万元の罰金を科すとし、注意を促して
いる。(11月25日)

?~上海ジャピオン12月02日号

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP