離陸前のキャセイ機が発煙 370人が避難し8人軽傷

12月9日(金)午前10時40分頃、上海浦東空港で、上海発香港行き
のキャセイ・パシフィック航空CX365便から煙が発生し、乗客・
乗員370人が緊急避難する出来事があった。
同機は、第2ターミナルにおける離陸準備を終え、滑走を始めていた
ところ、客席部分から煙が出ていることが発覚。
鼻を刺す臭いに乗客が気付き、乗組員に異常を知らせ、避難用滑り
台を利用して全員が緊急脱出した。
脱出の際、乗客6人と乗員2人が擦過傷や肉離れ、軽微骨折などの
軽傷を負い、病院へ搬送された。
今回の事故について中国民用航空局華東地区管理局は、機械系統など
のトラブルと見て、上海飛行場と共同で調査を開始。
なお事故の影響で、東京成田行きの全日空便の出発が約4時間遅れる
など、多くの便で遅延が発生した。(12月10日)

~上海ジャピオン12月16日号

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