上海「高考」受験生5・5万人  不正行為防止に監視カメラ

全国各地で、6月7日(木)、8日(金)、大学入学統一試験「高考」
が行われ、約915万人が受験した。上海市の受験者数は、昨年比で
約6000人減となる約5万5000人に留まり、過去最低を記録した。
今年は、受験科目が例年より1科目少ない4科目となり、試験日数も
半日短縮となる2日間で実施。
また、試験会場には不正行為防止のため、監視カメラが設置され、市
無線通信管理局は3台の監視観測車両を出動し、試験会場周辺における
異常電波の観測を行った。
その結果、各会場で異常な電波は観測されなかった。
試験当日は、例年と同様に、会場外で受験生の様子を見守る保護者の
姿が多く見られたほか、身分証や受験票を忘れて会場に入れず、慌て
ふためく受験生もいた。
中には、入場時間に2分遅刻したため入場を拒否され、付き添いの母親
が跪いて係員に入場許可を請う姿もあった。
その後、同受験生は門を乗り越えて試験会場に入ろうと試みたが、係員
らにより阻止された。
(6月11日)

~上海ジャピオン2012年6月15日号

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