南京路歩行者天国が禁煙へ 万博までの完全禁煙目指す

 南京東路の歩行者天国が、今後2年に渡る禁煙化プロジェクトを実施する。黄浦区愛国衛生運動委員会が4月2日(水)に明らかにしたもので、上海万博開催までの完全禁煙化を目指す。
 同プロジェクトは、路上はもちろん、エリア内のレストランやデパートなど商業施設も対象となる。一部店舗では禁煙化による顧客離れも懸念しているが、同委員会ではまず浙江中路~西藏中路エリアに並ぶ23店舗で試験的に実施し、反応を見ながら対象エリアを拡大する構え。
 1日(火)に発表された意識調査によると、市民の90%以上が同禁煙化に賛成しており、反対は約7%に留まった。また調査のうち、同エリア商業施設スタッフ890人の回答でも賛成が70%以上を占めるなど、禁煙化への需要の高さが浮き彫りとなった。
 黄浦区では、公共道徳教育や宣伝活動を通して禁煙化プロジェクトの認知を高めていく方針。成功すれば、市内初の禁煙街が誕生することになる。(4月3日)

~上海ジャピオン4月11日発行号より

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