金山・松江区で水質汚染が発覚  原因は化学物質の違法投棄

上海市金山区朱涇鎮で、1月10日(木)夜、
住民が大気中の異臭を訴える騒ぎがあった。
その後、市環境保護部門の調査で、
貨物船が同区掘石港で、
積み荷の化学物質を違法に投棄したことによるものと
判明した。
さらに、異臭騒ぎの翌日には、
同区と松江区で飲用水の味と臭いにも異常を確認。
住民の一部は、刺激臭により体調不良を訴え、
病院で医師の診察を受けた。
同部門などが水質汚染と見て調査を進めたところ、
今回の違法投棄が発覚した。
両区では、浄水場2カ所が、
飲用水の供給を一時停止し、
13日(日)から浄水作業を行った。
周辺住民3万人が影響を受け、
スーパーなどで飲料水が品切れとなったが、
14日(月)0時に供給を再開。
関連部門は、使用時には
15~30分ほど水を流してから使うよう勧め、
水道費の一部を免除すると発表した。
なお、貨物船の所有会社の責任者を含む関係者4人が、
刑事拘留されている。
(1月14日)

~上海ジャピオン2013年1月18日号

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