ミルクキャンディー発売再開 長蛇の列で売り上げ3倍

 上海冠生園集団は、有害物質メラミンの混入が発覚したことで、製造・販売停止の処分を受けていたミルクキャンディー「大白兔」の販売を10月16日(木)、市内で再開した。南京東路にある第一食品商店には、同日、詰めかけた市民らによる長蛇の列ができ、1日の売り上げも通常の3倍となる約3万元を記録した。
 上海冠生園集団は、このほど改めて製造を再開した生産分に関して、パッケージに食品の安全性を証明する「緑色食品」のラベルと、黄色字で「メラミンは含んでいません。安心してお召し上がり下さい」と明記していることを公表。その上で「安全が確認された原料だけを使用している」と安全性を強調した。
 同キャンディーは今月14日までに、安全性に関する検査を89回に渡り実施。合格し生産された数量は、すでに1027㌧に上っている。今回の販売再開は、国内に先駆けて行われたもので、今後他都市でも順を追って販売を再開していく。(10月17日)

~上海ジャピオン10月24日発行号より

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