上海-杭州間でリニアモーターカー 2010年までの運行を目指す

 上海-杭州間のリニアモーターカーの建設に関する正式な許可が13日、国務院から下りた。この事業は中国国内を始め、海外からも注目を集めている。正式な許可が下りる以前からすでに着工に関する研究も進められている。
 2008年までの路線建設と、2010年の上海万博までの全線開通を目指す。これにより、浙江省から直接、上海の万博会場や上海浦東空港までのアクセスを繋ぐ。
 上海-杭州間の全長は約175㌔メートル。建設費は約350億元。そのうち、浙江省区間では全長約105㌔メートルで全線高架となっている。
 速度は正常運行の場合で時速450㌔メートル、都市区間での最高速度は時速200㌔メートルとなる。
 関係者は、建設に関して、「上海のさらなる発展と杭州との連携の強化、さらには将来的に上海-杭州間を1時間半で往復できるようにする予定。同時に三角南線と称して、上海、嘉興、杭州間をそれぞれ30分で運行する『30分交通圏』を形成したい」と話した。
 同じ頃、国家発改委は北京-上海間の高速鉄道の建議書に関しても許可している。
 北京-上海間の高速鉄道は、全線で最高時速が350㌔メートル、通常運行時速は300㌔メートル。第一次の建設では、1320kmを先に着工する。(3月14日)
~上海ジャピオン2006年3月17日発行号より

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