アイコンのバラを贈るネット式ホワイトデー流行

 ネット上で贈るアイコンタイプのバラが、ホワイトデー期間中に流行した。これは、無料のインターネット・チャットサービス「MSNメッセンジャー」(以下MSN)を利用して、実際の贈り物の代わりにアイコンタイプのバラを贈るというもの。自分のハンドルネーム(インターネット上で使用する名前)の前にバラのアイコンを表示すれば、ホワイトデーの贈り物とみなされるという。
 ホワイトデー直前の13日、「天涯」「猫朴」などの中国の大型ネット掲示板上で、MSNを利用したホワイトデーの新しい祝い方として紹介された。これは、ホワイトデーの出費に反発したネットユーザーが始めたもの。
 ホワイトデーとは本来、バレンタインデーに贈り物を受け取った側が、相手にお返しを贈る記念日とされている。上海でこの習慣が一般的になったのはここ2年ほど。特にオフィス内で感謝や友情の気持ちを表す日として定着し始めていたが、各部門ごとの出費が数百元に上るケースもあることから、ビジネスマンの間では、やりすぎだとの声もあがっていたという。(3月13日)
~上海ジャピオン2006年3月17日発行号より

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