曹家渡が一大商業エリアに 徐家匯を目指し大規模開発中

 静安寺の西、中山公園の東に位置する「曹家渡」と呼ばれる一帯が、大規模なショッピングの中心地として注目を集めている。静安、普陀、長寧の3区が合同で進めている計画では、5年後までに徐家匯、五角場と並ぶ主要ショッピングエリアを目指している。27日に開かれた「新曹家渡ショッピングエリア・フォーラム」で明らかになった。
 万航渡路から武寧路までの康定路沿いには、歩行者天国の建設を予定。レストラン、バー、ショッピング施設などを誘致している。また、収容数1000台以上の駐車場の建設や、建設中の新軌道交通などの、交通整備も進んでいる。隣接する蘇州河沿いの環境改善工事も進んでおり、新しい遊歩道が5年以内に完成。さらに、高級オフィスビルの建設計画もある。
 曹家渡は、かつて多くの船着場を擁し、蘇州河を使った貨物輸送の要所として発展した地区。また、5つの道が交差する要所「五角地帯」としても知られていた。ところが、河上輸送の荒廃が進み、いわゆる「バラック地域」として商業発展から取り残されていた。
 上海で広く知られる3つの「五角地帯(5つの道路が交差する場所)」のうち、徐家匯と五角場は、ともに巨大なショッピングセンターとして生まれ変わっている。(3月28日)
~上海ジャピオン2006年3月31日発行号より

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