虹鎮老街住民が立ち退きへ  期待と寂しさが入り混じる

上海市虹口区にある5つの居住区で、10月19日(土)午前、開発のため移住を余儀なくされた住民、計4350世帯の転居を祝う式典が開かれた。

同地区は以前より、人口密集や家屋の老朽化など、住環境の悪化に加え、市政府の対応の遅れに、住民が改善を要請。これを受け、市及び区の関連部門は、今年に入り、集団転居後の開発資金調達や、移住先の住居の保証に尽力。5000世帯を超える住民と円卓会議を開き、転居への理解を呼びかけた。今回、集団移住の対象エリアとなったのは、市虹口区の虹鎮老街1、7号、北外灘91、92、93街坊の約5800世帯。

住民は、新居への期待を抱きつつも、長年暮らした住居への思い入れから寂しさを訴える人もいるという。(10月20日)

~上海ジャピオン2013年10月25日号

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