市の大気汚染状況が悪化  初となる青色警報を発令

上海市政府は、1月15日(水)、最近の大気汚染悪化を受け、新条例「重度汚染特定項目緊急対策」を制定したことを発表した。

同条例は、赤、橙、黄、青の大気汚染警報レベルに合わせ、相応の措置を採ることを取り決めたもの。黄色警報発令時には、一部工業の生産制限や運輸業の業務停止、赤色警報では公用車両の5割の走行禁止など、厳格な内容となっている。

また18日(土)には、「大気汚染指数(AQI)」が202を記録し、制定後初となる「空気重汚染青色警報」を発令。翌19日(日)、警報は解除されたものの、20日(月)朝には再び200を超え、濃霧に覆われた。市環境観測センター関係者は、大気汚染に加え、北西からの風が汚染物質を運び、現在の深刻な汚染状況を生み出したと分析する。

これを受け、今後市では、環境保護対策の強化、特に微小粒子状物質「PM2・5」濃度の改善に力を入れるという。(1月20日)

~上海ジャピオン2014年1月24日号

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