港匯広場の地下に新路線 地下鉄建設の新プラン公開

 上海軌道交通建設指揮は6日、地下鉄建設のための「環港匯広場プラン」を発表した。これは、現在建設中の地下鉄9号線と11号線を、1号線の徐家匯駅で接続するための工事の際、港匯広場の地下駐車場を利用するという工事プラン。
 9号線は松江-浦東間を、11号線は嘉定-臨港新城間を結ぶ路線。竣工すれば、徐家匯には郊外と市街地を結ぶ3つの路線が、乗り入れることになる。
 今回伝えられた「環港匯広場」プランは、華山路、虹橋路という主要道路の下を通る予定だったこれまでの路線ルートを、港匯広場を回り込むルートに変更している。さらに、現在の港匯広場の地下駐車場をそのまま地下プラットホームに改築するという、全国でも初の試みを示した。
 このことにより、総工事期間も3年以内と短縮。交通や商業活動への悪影響も最低限に抑えることができる。建設後には、各路線の乗り換えを5分以内にすることができるという。
 徐家匯を上海交通の中枢とするこの計画は、2001年から研究されていた。しかし、総工事期間が4年以上かかる見通しで、その間の交通や商業活動への悪影響が懸念されていた。
 3つの路線すべてが運行するのは2010年。その際の徐家匯駅の1日の利用乗客数は、のべ50万人以上に達すると予想されている。(4月7日)
~上海ジャピオン2006年4月14日発行号より

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