外国人の孤児に市戸籍発給  養母の献身が認められる

上海市浦東新区に住む60歳代の女性が15年前から一緒に暮らしている、縁戚関係のない子どもとの養子縁組と子どもの市戸籍取得が、5月14日(水)、正式に認められたことがわかった。

女性は2000年8月、草むらに裸で置き去りにされた男の乳児を発見。病院で検査したところ、肌が褐色であることなどから中国人の子どもではないと判明した。その後女性は子どもに〝朱軍龍〟と名付け、養育を決意。しかし戸籍を有しないため、学校が受け入れを拒否するなど、様々な問題に見舞われた。

これに対し市政府は、女性の献身的な養育を認め、50平方㍍の新居を与えるとともに、学費免除などの特別措置を手配。そしてこの度、同区など関連部門は、市戸籍取得を認めた。(5月30日)

~上海ジャピオン2014年6月6日号

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