知識不足が顕著に がん早期発見の重要性を啓蒙

 市の疾病予防コントロールセンターは13日、健康に関する最新の調査データを公布した。2004年末までの調べで、悪性腫瘍患者数は13万4873人。市民全体の1%にあたる。
 そのうち最も多いのは乳がん患者で、全体の16・88%。続いて、胃がん、結腸がん、肺がん、直腸がん、膀胱がんとなった。また、市民の46%は、がんの早期発見に関する知識が全くないことも分かった。
 これについて同コントロールセンターの職員は、「がん患者の増加とがん患者予備軍層の拡大は、人口の高齢化などの要因による」とし、さらに「市民にはがん予防に対する知識が
不足している」と指摘した。
 がん予防に関する市民への啓蒙は、各地区の衛生局に委ねられている。今後は、がんの早期発見、早期診断、早期治療、健康回復指導などを業務の中心とした衛生サービスの提供も期待される。(4月14日)
~上海ジャピオン2006年4月21日発行号より

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