ファストフード卸食肉偽装 賞味期限切れ品を大量出荷

衛星テレビ局「東方衛視電視台」は、7月20日(日)に放送した番組内で、上海市の食品会社「上海福喜食品有限公司」の食品偽装を暴露報道した。

同社はアメリカに親会社を持つ卸売業社で、「マクドナルド」や「ケンタッキーフライドチキン」などファストフード店を含む約150企業に食品を卸していた。番組によると、賞味期限を7カ月過ぎた冷凍牛肉を再加工、期限をさらに1年延長し出荷したことが6月11日(水)の調査で発覚。18日(水)には、すでに期限を12日間過ぎた鶏肉を出荷しており、工場作業員には「半月なら問題ない」との認識が蔓延していたという。5月21日(水)に行われた「マクドナルド」による工場衛生調査の際は、製品の基準を満たさない食材を入れる青いビニール袋を撤去するなど、組織的な隠蔽も見られた。

取引先企業は、すでに同社からの食品供給を停止、売り場から撤去している。(7月22日)

~上海ジャピオン2014年7月25日号

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