昆山の開発区で爆発事故  上海市で重症者11人を収容

上海市近郊の都市・江蘇省昆山市にある開発区で、8月2日(土)7時頃、金属工場の爆発事故が発生。多数の死傷者が出たことを受け、上海市楊浦区の長海医院と黄浦区の瑞金医院は、同日中に医療スタッフを派遣、4日(月)までに重症者11人を収容した。

当初、事故による死者数は65人と報じられたが、4日(月)までに75人に増加。重軽傷者と併せ、死傷者は計260人と重大な被害をもたらした。

事故があったのは、米大手自動車会社「ゼネラル・モーターズ」と取引する自動車部品会社「中栄金属制品有限公司」の工場で、自動車のアルミホイール研磨作業を手掛けていた。事故の原因は、屋内に充満した粉塵に引火したものとみられる。

また調べによると、同工場では危険物の管理や粉塵の除去設備、電子機器の配置にも不備があったという。さらに、静電気防止装備を配布していないなど、労働規定違反があった。(8月4日)

~上海ジャピオン2014年8月8日号

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