期限切れ肉事件で6人逮捕 幹部指示の悪質な組織的犯行

アメリカ食肉大手企業「OSI」の現地法人「上海福喜食品有限公司」による食品偽装事件で、上海市人民検察院第二分院は8月29日(金)、食品偽装の疑いで、同社経営幹部6人の逮捕を認めることを発表、当局は同日6人を逮捕した。
同社は、マクドナルドやケンタッキーなどファストフード大手に食材を卸すサプライヤー。賞味期限の改ざんや、期限切れ製品を通常の製品に混入させるなど、幹部による指示で行われており、組織的犯行であったことがわかっている。
同社製品は日本にも輸出され、マクドナルドやファミリーマートで販売。今年7月にテレビ局の報道番組で問題が発覚、市食品薬品監督管理局や公安局は流通を停止させ、調査に当たっていた。
同社の不正利益は5万元以上にのぼり、刑法では5~20万元の場合2年以下の懲役と利益の50~200%の罰金が科される。(8月30日)

~上海ジャピオン2014年9月5日号

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