市最大の危険品倉庫移転 居住区を離れ管理を徹底

上海市浦東新区高橋鎮にある市最大の危険品貨物倉庫が、9月20日(日)、同区内の芦潮港に移転を完了させたことがわかった。

この倉庫は1990年代、高橋鎮に建設。当初は近辺に田園が広がっていたが、近年の居住区拡大により、学校や病院などの公共施設が1000㍍内に隣接、市民が生活・居住するエリアへと変化した。

また昨月、天津市で起きた爆発事故を受け、市交通委員会は、危険品貨物倉庫と居住区は1000㍍以上離さなければならないという規定に違反するとして、

9月上旬、同倉庫と、隣接する貨物倉庫2カ所の危険品取り扱い業務を停止するよう通知。また20日(日)までにすべての危険品貨物を移動させるよう命じた。

なお移転先の芦潮港にある倉庫は21万平方㍍を有し、居住区より1・1㌔以上離れた場所に位置する。数百台のカメラによる貨物の徹底監視のほか、

最先端の管理システムを導入し、危険品の位置管理に加え在庫状況の把握や、火災や事故が起きた場合の消火方法などを、ネットで即座に検索できるという。

 

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(写真は東方ネットより)

 

~上海ジャピオン9月25日発行号

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