テロ受け旅行キャンセルなし 観光スポットも営業を再開

フランスのパリで11月13日(金)に起きた同時多発テロ事件を受け、上海市内の旅行業各社は近日、同国行きのツアー客にキャンセルは出ていないことを明らかにした。

旅行社「携程」の添乗員によると、パリ市内の主要観光スポットは、16日(月)に営業を再開。同日午後ツアー客を連れルーブル美術館を訪れたが、正常に運営していたという。

事件では、パリのライブホールやスタジアムなど、複数の場所で銃撃や爆発が発生。死者は129人にのぼり、350人以上が負傷、フランスにとって戦後最悪の被害をもたらした。仏大統領は過激派組織「イスラム国」の犯行と断定。15日(日)にシリア領内の同組織拠点を空爆した。

またこの事件で、中国人留学生の女性が腹部に銃撃を受け負傷。病院で治療を受け、大事には至らなかった。

そのほかレバノンの首都ベイルートでも12日(木)、立て続けに2件の爆発があり、少なくとも43人が死亡、240人が負傷した。自爆テロ事件と見られ、同じく「イスラム国」が犯行声明を出している。

 

~上海ジャピオン11月20日発行号

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