病院で保険適用の薬扱わず 1万元の薬を自費で購入

 上海市内の各医療機関で、医療保険が適用される薬品を取り扱っていないことがわかり、市民の間では近頃物議を醸している。

この薬品は膵臓や消化器官の神経に生じた腫瘍の治療に用いられるもので、昨年11月に市医療保険の適用対象となった。ところが1本当たり約1万3000元と高価なうえ、

また一般病には使用しないため、取り扱う病院が非常に少ない。治療に必要な場合は、患者自身が薬局などで保険を使用せず全額負担での購入が余儀なくされている。

市人力資源社会保障局によると、医療保険適用内の薬品の導入に関しては、各医療機関に任せるとしている。

 

~上海ジャピオン2016年2月19日発行号

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