中国全土で大学入試試験実施 上海市は来年試験制度を変更

上海市を含む全国各地で、6月7日(火)と8日(水)の2日間に渡り、大学入試統一試験「高考」が行われた。

市では期間中、交通警察や派出所の人民警察、補助警察が総出動し、受験生がスムースに試験会場へ移動できるよう交通整備に当たった。また保護者の送迎のため2000カ所余りの臨時駐車場を確保。交通違反も厳しく取り締まり、特に8日(水)の14時50分~15時20分の、英語ヒアリング試験中は、車やバイクのクラクションを鳴らさないよう呼びかけた。

また今年から、カンニング行為に対する処罰が厳格化。組織的なカンニング行為が発覚した場合、最高で7年の懲役刑が科されると言う。期間中はアップルウォッチを含む電子機器や修正液などが、試験会場内持ち込み禁止の物品に指定された。

そのほか市では、来年度より「高考」の試験制度を変更。従来は国語、数学、外国語の3科目に政治や歴史、科学など6科目から1つを選択し4科目を受験する制度だったが、来年度より国語、数学、英語に加え、6つの科目から3つを選択し、計6科目の受験が必要となる。また英語の試験は年に2回実施し、成績のよい方を採用する。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2016年06月10日号

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