配達会社の人手不足が深刻  未発送商品で倉庫が満杯に

上海市で春節休暇後から、申通配達会社の荷物の配達が通常よりかなり遅いという市民からのクレームが相次いでいることがわかった。

調べによると、徐匯区にある同社盧湾支社はすでに倒産、宝山区の呉淞支社では未配達の商品が山積みになっていることが発覚。同社担当者は、春節期間で人が足りない時期が続いたうえに、より高条件を求めてデリバリー会社に転職する社員が多く、人手不足が深刻だと話す。デリバリーでは1日2~300元の基本給に加え、インセンティブも支払われるのに対し、同社での配達は基本1件1元で、遅延による罰金も科せられている。同社本部は、ほかの地区の人員の再分配などを行うことで、問題の解決を図るとしている。

 

~上海ジャピオン2017年2月10日発行号

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