虹橋火車駅運営から10年 発券のネット化を拡大へ

上海市閔行区の「虹橋火車」駅が、今年4月で高速鉄道の運行開始から10周年の節目を迎えたことがわかった。

2007年4月、中国初となる時速200㌔の高速鉄道列車が市を出発。当時は1路線しか走っておらず、1日当たりの乗客は2~3万人ほどだったと言う。しかし10年の上海国際博覧会を契機に、北京―上海間を結ぶ「京滬高速鉄路」や寧波―昆明間の「滬昆高速鉄路」などが次々に開通。その結果「虹橋火車」駅における1日の出発乗客数は最高29万人、輸送量は約60万人、出発便数は約270便にまで増加したと言う。

また市鉄路局管轄の列車便数は606便で、国内の4分の1を占め、管轄する路線の総距離は約3357㌔、年間の旅客発送人数は5億人を突破した。そのほか、「虹橋火車」駅周辺の利便性も向上。10年に、市政府は虹橋商務区の開発に着手、総合商業施設「虹橋天地」が建設されるなど、ベンチャー企業及び市関連企業の本部30社を含む700社以上がオフィスを構え、企業の総合資本は37億2500万㌦に上る。

そのほか市鉄路局によると、今後約2000台の自動発券機を同駅に増設し、チケット購入アプリ「互聯網+」を通じた購入を促すことでサービス向上を図るとしている。

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(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2017年5月12日発行号

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