市で初の無人コンビニが登場 中身スカスカ、過大包装問題に

上海市楊浦区長陽路に最近、市で初めてとなる無人コンビニ「繽果盒子」が開店したことがわかった。

このコンビニは店員がおらず、客は同店の会員に実名で登録した後、QRコードを読み取り入口ドアを解錠。商品をレジに持っていき、電子マネーで支払いをする。なお店内には顔認識システムを備えたカメラを設置し、会員以外が入店した場合は本部に通知するほか、商品には金属チップを付け盗難を防ぐと言う。一方で商品の陳列が乱れたり、消費期限が過ぎた商品が置かれていたりと、管理不足も指摘されている。

ほか市質量監督管理局は近頃、長寧区の大型スーパー「カルフール(家楽福)」で商品の包装に関する検査を実施。多くの茶や健康食品、化粧品に、市の基準値を超える過大包装が行われていることが明らかになった。

市の過大包装を禁止する規定では、包装を3重以下にすること、外装に対して内容品が40%以上を占めること、包装に掛ける費用が商品価格の20%を超えないことが定められている。しかし今回見つかった商品は、内容品が箱の4分の1しか入っていない、包装が何重にも施されているなど、明らかに規定に違反しているものが多かったと言う。

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(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2017年6月23日発行号

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