万博事務総長が上海を視察 バリアフリー設計に言及

 上海万博の準備を進めるため、国際博覧会事務局のロセルタレス事務総長が、7月5日(水)~8日にかけ、上海を視察に訪れた。
 事務総長は、7日の記者会見において、今回の視察の結果、上海の万博への準備に大変満足していると述べた。また同時に、万博会場の設計は、身体障害者、児童、老人らに充分配慮したものでなくてはならないと付け加えた。
 これに対し、世界博覧会局の周漢民副局長は、上海万博会場の建築物は、すべてバリアフリー設計になると説明。また、身体障害者へのサービスを行うためには、相当数のボランティアを募り、訓練を行う必要があるとも述べた。
 今回の発表によれば、上海万博は歴史的建造物の保護と利用を重視しており、その保護面積は万博史上最大のものになる。また、会場には、1851年から2010年までのすべての万博の歴史を展示する「世界博覧館」が設立される。これは万博閉会後も、博物館として引き続き運営される予定。(7月8日)

~上海ジャピオン7月14日発行号より

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