週末私はココ行きたい! 上海眼鏡博物館




中国内外の眼鏡コレクション
眼鏡の発展の歴史をお勉強


女「ねえ、今日の私、どこか違わない?」
男「おー、その眼鏡どうしたんだ? いつも視力は5・0とか言ってたじゃないか」
女「伊達よ、伊達眼鏡!」
男「何だ、伊達か。こういっては身も蓋もないけど、君は眼鏡が似合わないよなー」
女「失礼ね! アンジェラ・アキのような、知的なオーラが溢れ出ているでしょ」
男「……。アンジェラ・アキっていうか、アラレちゃんじゃないか。(ボカ!)痛い! 何も殴ることないだろ」
女「もういいわ! 本当はあなたを誘って週末に上海眼鏡博物館に行こうと思ってたけど、私だけで行ってくるわよ」
男「眼鏡博物館ねー。美人モデルによる眼鏡ファッションショーとかあるなら行こうかな。いや、是非行かせてくれ」
女「それなら今の私を見てれば十分でしょ! もう全く…。眼鏡の歴史の紹介と様々な眼鏡が展示されている博物館よ」
男「それ面白いの? 僕は君みたいに眼鏡フェチじゃないし」
女「あなたの大好きなクイズができるみたいよ。まあ、眼と眼鏡に関するものだろうだけど」
男「クイズと聞いては黙ってられないね。眼鏡はな、宣教師のフランシスコ・ザビエルが日本に伝えたんだ。これ豆知識な」

女「じゃあ、中国ではどう眼鏡が発達したか知ってる?」
男「それは…」
女「あらあら、周りから雑学王って呼ばれて、天狗になってたのって誰だったかしら」
男「よし、行ってやろうじゃないか、中国の眼鏡の歴史を全部暗記してやるよ」
女「まあ、あなたは眼鏡の歴史と格闘して頂戴。私は宋や明の時代の骨董級眼鏡や、清のラストエンペラーがかけてたような眼鏡を堪能するから」
男「そういえば、昔の眼鏡って、写真でしか見たことないな。実物を見るのも悪くないかもな。で、この博物館って中国の眼鏡しか展示されてないの?」
女「この前行ってきたっていう友達の話だと、名探偵ポワロがかけていたような西洋の眼鏡も展示されているそうよ」
男「僕的には、アルセーヌ・ルパンの片眼鏡が見たいなー。何か他に変わりダネ眼鏡は?」
女「SARSの時に、お医者さんがかけていた防菌バッチリのゴーグルや、MP3プレーヤー付きの眼鏡があるって」
男「展示眼鏡って触ったり、かけたり出来るのかな?」
女「それは無理でしょ。あっ、でも人民解放軍の空軍パイロットが使っていた、ゴーグル付きのヘルメットは触れるみたい」
男「ゴーグル付きか。よし、博物館には『機動戦士ガンダム』のシャアのマスクを着けて行くぞ。私を導いてくれ」
女「もう勘弁してよ! あなたはお留守番してて!」

【information】
住所: 宝昌路533号
電話: 5697-7528
時間: 9時~11時、13時半~16時
料金: 10元
休館日: 月、木、日曜日
アクセス: 地下鉄8号線「西蔵北駅」下車2番出口より東に徒歩2分で宝昌路を南に曲がり、さらに10分。バス46、47、65、66、862、823、829、953、108、

~上海ジャピオン8月8日発行号より

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