週末私はココ行きたい! 上海Metersbonwe服飾博物館




少数民族服飾コレクション
魚の皮の服にビックリ仰天


男「なあ、今度、友達の誕生会があるんだけど、何着て行けばいいかな?」
女「あら、いつもは変ちくりんなスイカ柄のTシャツとか、電車男が着てたような服着てどこにでも行くのに。今回はどうしたのよ」
男「いやさ、今回はドレスコードがあって、それが〝仮装〟なんだよ。Tシャツとかじゃ、さすがにダメだろ」
女「それはそうね。じゃあ、その研究もかねて、南京東路にある上海Metersbonwe服飾博物館に行きましょう!」
男「〝Metersbonwe〟って、CMでアーロン・クオックが踊ってたカジュアルブランド?」
女「古いわね~いつの話よ。今はもう、ジェイ・チョウよ」
男「誰それ? 最近の芸能人は分からんなあ。でも、カジュアルブランドが何を展示するの? 今まで作ってきたTシャツを展示するのか?」
女「展示品は主に少数民族の服と装飾品よ。Tシャツはギフトコーナーで買えるでしょ」
男「Tシャツの展示の方が面白そうだけどな」
女「少数民族の衣装も面白いわよ。何でも、あなたにピッタリの衣装があるって、この前行ってきた友達が言ってたわよ」
男「おいおい、俺って君の友達の中でどんなイメージ何だ?」
女「もちろん、変人でしょ」

男「やっぱり…。で、何なのその俺に似合うって服は」
女「魚の皮で作られたホジェン族の民族服よ。30枚以上の魚の皮を使うんだって」
男「何だそりゃ。生臭くないの? でもまあ、環境に優しいエコロジー服だな。腹減ったら食えるし」
女「あなたらしい発想ね…。でも、制作過程を収めたドキュメンタリー映像を見てからも、食べるとか言えるかしら?」
男「ドキュメンタリーも放映されてるの? 何だか結構本格的な博物館だな。他には?」
女「苗族の刺繍の実演や、その苗族のマイクロミニスカートの展示かしら。スカート丈はたったの16・5㌢だってよ」
男「お~、すげー。そのファッションショーもあるのか!? よし、今から行こう!」
女「無茶言わないで。それにファッションショーもないわ」
男「残念。君がはいてもなあ…」
女「ナイスバディの私も、さすがにそのミニは無理ね。だって、人妻ですもの♪」
男「何が人妻だよ。普段ももうちょっと淑女でいてくれよな」
女「だったら苗族の盛装を着させて。銀のネックレスや髪飾りで飾って、凝った刺繍の蝋けつ染めの服を着てみたいわ」
男「あの頭にいっぱいカンザシやクシ挿すやつね。君は凶暴だから、君が着けたら装飾品の全てが凶器に見えるだろうな」
女「あなたと一緒に研究しても無駄ね。誕生会は裸で行けば」

【information】
住所: 南京東路387号5楼(×山西南路)
電話: 6352-7801
時間: 10時~22時
料金: 無料
休館日: 無休
アクセス: 地下鉄2号線「南京東路駅」4番出口すぐ

~上海ジャピオン10月10日発行号より

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