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水滸巡礼~108の足跡~解珍(かいちん)

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暴れ狂う山の大蛇
解珍(かいちん)

ゆかりの地 浙江省杭州市建徳市
あだ名 両頭蛇
職業 歩兵軍将校
宿星 天暴星

山東省煙台市蓬莱市出身。弟の解宝(かいほう)とともに地元では名の知れた猟師だった。後に無実の罪で捕えられ、牢番たちの協力を得て脱獄し梁山泊に逃げ込む。加入してからは、歩兵軍主力として多くの戦に参加。最期は方臘の戦いで討死にした。

虎退治から始まった運命
暴れ出すと止まらない

解珍は登州(現山東省煙台市蓬莱市)出身で、弟の解宝と猟師生活を営み生計を立てていた。肩幅が広く腰は細く、日々山に登るため、狩りで鍛えられた逞しい身体つきをし、動物の毛皮で作った衣服を身に纏っていた。「点鋼叉(てんこうさ)」と呼ばれる長槍の武器を巧みに扱い、暴れ出すと誰も手をつけられないほど激しい性格を、両頭の蛇に喩え「両頭蛇(りょうとうだ)」と呼ばれた。

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市中心部から南方に24kmのところにある大慈岩。主峰に立つ天然石仏が圧巻

ある日登州の役所から猟師たちに、虎退治の指令が出る。同州一帯は虎が度々出て、住民の生活を脅かしていた。そこで解兄弟らも駆り出され、早速山に入る。兄弟は3日がかりで狩りを行い、解珍の放った矢が見事虎を射止めたが、虎は同州の庄屋である毛太公の屋敷に逃げ込んだ。解珍は虎を追って屋敷に入ったが、同じく虎を狙っていた毛太公らに、強盗呼ばわりされ、捕えられてしまった。

その後、彼らの従兄弟である顧大嫂(こだいそう)らが救出に手を貸し、牢から出た解珍はここぞとばかりに暴れ回る。これが一大騒動となり、解珍ら一行は逃亡の果て、梁山泊に行き着き、豪傑たちの一員となった。

入山後は歩兵軍でその身軽さを活かし、猟師や敵将に扮しては敵陣に入り、敵を撹乱、自軍を勝利に導く。最期は方臘の戦いで、烏龍嶺という山岳地帯への進撃の最中、崖をよじ登るところを攻撃され、転落死した。

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烏龍山。海抜916.9m。建徳市南部に位置する。作中で触れた方臘の戦いは、この山が戦地となった

解珍が死を迎えた烏龍嶺があったとされる浙江省杭州市建徳市。銭塘江の上流地域に位置するこの地は、東西に山脈が走り、その中に烏龍山がある。この山で消えた解珍も、今は山の守り神となり、この地を見守っているだろう。

【アクセス】
①上海虹橋駅から杭州駅まで、高速列車で約1時間、2等席73元
②杭州市西バスターミナルから長距離バスで建徳市バスターミナルまで約30分、57元

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~上海ジャピオン2013年12月13日号

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