水滸巡礼~108の足跡~宋清(そうせい)

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豪傑たちの弟
宋清(そうせい)

ゆかりの地 山東省済寧市梁山県
あだ名 鉄扇子
職業 宴会準備
宿星 地俊星

山東省菏澤市鄆城県出身。宋江の実弟で、兄に代わって病弱な父親の面倒を見ていた。梁山泊が騒動を起こし、追っ手が宋清に迫った時、父を連れて山塞に逃げ込む。その後は、山塞内で宴会準備役を務める。また、科挙に合格し、秘書学士にまで進んだ息子を持った。

兄の運命に翻弄された弟
豪傑たちの宴会準備役

宋清は、山東省菏澤市鄆城県出身の農民。梁山泊第3頭領・宋江の実弟で、常に彼に付き従っていた。梁山泊の宴会でよく扇を手にしていたことから、「鉄扇子(てっせんし)」のあだ名で呼ばれた。

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梁山雪山の麓に建つ蓮台寺。唐代に建設され、その後幾度と修復が行われた。高さ2mの仏像を安置する

ある日、宋江が妾の閻婆惜(えんばしゃく)を殺してしまった。宋清は、兄を一時的に実家の屋敷に一時的に匿い、役人の追跡から守り、後周皇帝の子孫で、滄州(現河北省滄州市)の顔役であった柴進(さいしん)の屋敷へ逃がした。そして宋江の逃亡生活が、ここから始まり、それを兄の逃亡生活を境に、宋清の人生も変わっていくのであった。

その後、宋江はついに捕縛され、江州(現江西省九江市)へ流される。さらに謀叛の濡れ衣を着せられ、処刑の判決が下った。その時の梁山泊の首領は、宋江と義兄弟の契りを結んでいた晁蓋(ちょうがい)。彼ら梁山泊の盗賊たちは、宋江を救うべく江州で大暴れし、救出。ところがこの騒動が原因で、宋江は宋政府の役人にまで追われることになる、宋清と父、家の者にも役人の手が回ろうとした時に、危機を察した宋江は宋清らのもとに迎えを送り、入塞させた。

入山後、宋清は宴席の準備や始末の一切をこなした。兄と同じく、武芸に秀でていなかったが、酒や料理であふれる豪華絢爛な宴会を準備し、戦で功績を挙げた豪傑たちの労をねぎらった。宋江の死後は、実家に戻り静かな余生を送ったという。

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水泊梁山風景区。梁山泊を再現したテーマパークで、聚義庁、断金亭など、実際物語に登場した建造物を擁する

宋清が父と渡った梁山泊の故郷、山東省済寧市梁山県。史実では、北宋末期、宋江を頭領とした36人の農民がこの地で、打倒宋王朝のため反乱を起こした。この物語の舞台として、今日も多くの水滸伝ファンがこの地を訪れ、賑わいを見せている。

【アクセス】
①上海虹橋空港から空路にて済寧曲阜空港まで約1時間半。済寧駅から梁山駅まで、快速列車で約3時間、硬座25.5元
②上海虹橋駅から曲阜東駅まで、高速列車で約3時間半、2等席344元

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~上海ジャピオン2014年4月18日号

 

 

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