真理の旅手帳:東カナダ(モントリオール&ニューファンドランド島)

タイタニックの氷山と太古の大自然


 透き通る氷山をバックにジャンプするクジラたち。ニューファンドランド島には、夏になると、北極からの氷山と数千頭のザトウクジラがやってくる。この光景を楽しみに、今年7月家族で東カナダを旅してきた。この島はコロンブスの発見より500年も前にバイキングが住んでいた場所。2つの世界遺産も存在する。

 まず私達が降り立ったのは、パリの雰囲気が漂うモントリオール。ちょうど、世界から著名な演奏家が集う、年に一度のジャズフェスティバルが開催されており、屋外の無料の会場で楽しめた。大都会だが、街中で木に登るリスも目撃できるほど自然もいっぱい。秋には近くのローレンシア高原の紅葉が非常に素晴らしい。

ニューファンドランド島へはこの都市からたった2時間程。ワンフライトで州都のセント・ジョンズへ。パステルカラーの家と真っ赤なロンドンバスが走る街は、イギリスの雰囲気がある。新発見もたくさんあった。欧州からの最初のモールス信号受信に成功した「シグナルヒル」のほか、タイタニック号の最初の遭難信号も受けたのも実はこの街であり、船からの遺品や展示物など興味深いものが多い。北米最東端のスピア岬に立てば、もうその先はヨーロッパだ。

島の北端のセントアンソニーでは、世界遺産ランス・オ・メドゥズを見学。ここでは、当時の方法で釘を作ったり布を織ったりとバイキングの生活を体感できる。

 最後は一番楽しみにしていたクルーズ船に乗ってクジラと氷山を見に行く。クジラやイルカ、海の色に照らされた蒼い洞窟を間近で見ることができ感動、あっと言う間の時間だった。

 
 続いて、島の西海岸を南下し世界遺産のグロスモーン国立公園を観光。湖のボートから氷河に削られたフィヨルドを見上げ、滝が霧になるほどの高さに驚かされた。

この近くの海岸には、4億年前の太古の地層を目の当たりにできる岩場があり、実際、三葉虫の化石を道路脇で見ることができた。秋は天候が安定する観光シーズンだそうだ。その他見どころ、旅の手配のコツはHPに100枚以上の写真で紹介。次回は、国内小旅行。

■上海からのアクセス■
上海からのチケット手配なら

ウエスト駐在員ツアーセンター

上海-モントリオール(成田、NY経由)
モントリオールからセントジョーンズ~ディアレイク周遊
モントリオール-上海(ワシントン、成田経由)
上記ルート料金:9,350元~+TAX(約2,500元)
※スターアライアンス提携 全日空+エアカナダ利用
TEL: 5109-8282

スターアライアンスとは
航空会社間の連合組織「航空連合」のひとつ。加盟会社間でコードシェア便の運行、マイレージサービスの相互乗り入れ、乗り継ぎ便時刻の調整などの業務提携をすることで、旅客の利便性・集客の向上を目指す。

日本からチケット手配する場合
株式会社ベンチャー・旅工房
10月出発モントリオールまでのチケット参考価格
成田発52,000円~(エアカナダ)
関空発54,000円~(エアカナダ)
(上海から日本までのチケット別途)
メール:air@venture1982.com
オーロラツアーや列車の旅など各種ツアーの手配も可

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ホエールウオッチングや氷山見学など、多彩な現地オプショナルツアーをメールにて受け付け。
ホテルやガイドなどの手配も可能。
※氷山の写真はこちらが提供

神戸真理
元旅行会社勤務、一般旅行業務取扱主任者取得。
子ども連れ、1人旅などで世界7大陸を旅する。
自然、世界遺産、リゾート好き。
’04春から小学校の娘と共に太太として上海へ。
これまでの旅の思い出を隔週で紹介する。

旅の詳細、感想などは個人アドレスへ
maritabi@mail.goo.ne.jp
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個人の旅行ネットアルバム(これまでの旅を写真で紹介)

~上海ジャピオン9月15日発行号より

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